札幌歯科医師会口腔医療センターは、札幌市のほぼ中心部に位置した札幌歯科医師会館1階に市民の救急歯科診療と障がいをお持ちの方に対する歯科治療並びに口腔衛生全般に寄与することを目的として、1973年に(社)札幌歯科医師会が設立しました。運営は札幌歯科医師会会長を委員長とする当センター運営委員会で行われており、各事業は所長以下札幌歯科医師会会員から選出された所員ならびに各担当医と当センター事務局職員が行っています。また運営の費用は診療報酬と地方自治体からの補助金で賄われております。
お口の健康を通じて市民の皆様の暮らしに関わることが私たちの喜びであり、大きな責任でもあります。
年中無休にて市民の夜間の歯の痛み、口の中の外傷、出血に対応を開始する。
障がい者を受け入れる一般の歯科医療機関が少ないことに対応
通常の歯科診療を安全に行うことに加え、個々の障がいを正確に把握し、本人もちろん保護者の方やお世話をされている方々との緊密な連携を通して、望ましいお口のケアを目指す。
診療が困難な状況にある患者さんへの対応が可能に
前年より準備し、11月に初症例
うまく食べられない・飲み込めない、食事中に頻繁にむせる・咳き込む、など の摂食・嚥下障害に対する検査・評価・指導訓練を開始。
口腔医療センター開設50周年記念誌発行
当センターは、昼間は障がい者歯科診療を行い、夜間は救急歯科診療を行っております。
各々札幌歯科医師会会員と北海道大学大学院歯学研究院、札幌医科大学医学部口腔外科学講座、北海道医療大学歯学部・北海道医療大学病院の先生の協力の下に診療を行っています。
このように多数の歯科医師での診療体系になっていますが、歯科医師及びスタッフ一同、情報の共有に努め、相互に連携し、全ての患者さんが平等に、安全で最新の歯科医療サービスを受けられるように努めております。
特に、障がい者診療部においては、何らかの理由で歯科受診に際して特別な理解と支援を必要とされている方も多数いらっしゃいます。
そのような方々に対しても当センターでは、様々なアプローチ方法を用いて、無理なく安全に歯科医療サービスを提供させていただき、口腔機能の回復と健康づくりのお手伝いをさせていただきます。
医療は人とのかかわりから始まります。センターに従事するすべてのスタッフが患者さんに接する医療人として、全ての患者さんにご満足頂けますよう、そしてより安全で安心な歯科医療に全力を尽くすつもりです。
よろしくご理解お願いいたします。
問診票、診療録、検査記録、エックス線写真、歯型、処方せん等の「個人情報」は、別掲の利用目的以外には使用しません。
▪️金属床による総義歯の提供(料金の一部は保険から補填されます)
▪️お子様(16歳未満)のう蝕の指導管理とフッ素塗布等を行っています。
▪️歯科外来診療医療安全対策加算1
当センターには、医療安全対策に関する研修を受けた歯科医師及び医療安全管理者を配置、自動体外式除細動器(AED)を保有し、緊急時においては他の医療機関と連携するとともに、医療安全に係る十分な体制を整備しています。
▪️歯科外来診療感染対策加算1
当センターでは、院内感染管理者を配置しており、院内感染防止対策について十分な体制を整備しています。
▪️小児口腔機能管理料の注3に規定する口腔管理体制強化加算
歯科疾患の重症化予防に資する継続管理(口腔機能等の管理を含むもの)、高齢者・小児の心身の特性及び緊急時対応等に係る研修を全て修了するとともに、う蝕や歯周病の重症化予防に関する継続管理の実績があり、地域連携に関する会議等に参加しています。
▪️在宅療養支援歯科診療所2
訪問診療に際し、歯科医療面から支援できる体制等を確保するとともに、他の医療機関と連携しています。
▪️歯科診療特別対応連携加算
安心で安全な歯科医療環境の提供を行うために、以下の装置・器具を備えています。
また、緊急時に円滑な対応ができるよう、他の医科医療機関及び歯科医療機関と連携しています。
▪️歯科治療時医療管理料
患者さんの歯科治療にあたり、医科の主治医や病院と連携し、モニタリング等、全身的な管理体制を取ることができます。
▪️在宅患者歯科治療時医療管理料
治療前、治療中及び治療後における患者さんの全身状態を管理できる体制を整備しており、他の保険医療機関と連携し、緊急時の対応を確保しています。
▪️地域医療連携体制加算
訪問診療に際し、地域医療連携体制の円滑な運営を図るべく、他の医療機関と連携し、緊急時の対応を確保しています。
▪️歯科口腔リハビリテーション料2
顎関節症の患者さんに、顎関節治療用装置を製作し、指導や訓練を行っています。
▪️歯科初診料の注1に規定する基準
歯科外来診療における院内感染防止対策に十分な体制の整備、十分な機器を有し、研修を受けた常勤の歯科医師及びスタッフがおります。
▪️医療情報取得加算
当センターでは、オンライン資格確認システムを導入しており、マイナンバーカードが健康保険証として利用できます。
患者さんの薬剤情報等の診療情報を取得・活用して、質の高い医療提供に努めています。マイナ保険証の利用にご協力ください。
▪️歯科外来・在宅ベースアップ評価料Ⅰ・Ⅱ
産業全体で賃上げが進む中、医療現場で働く方々の賃上げを行い、人材確保に努め、良質な医療提供を続けることができるようにするための取組を実施しています。
▪️医療DX推進体制整備加算
当センターでは、オンライン資格確認などを活用し、患者さんに質の高い医療を提供するための十分な情報を取得し、診療実施の際に活用しています。
▪️明細書発行体制等加算
個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。
なお、必要のない場合にはお申し出ください。
▪️歯科訪問診療料の注15に規定する基準
在宅で療養している患者さんへの診療を行っています。
▪️在宅歯科医療推進加算
居宅等への訪問診療を推進しています。
▪️咀嚼能力検査
義歯(入れ歯)装着時の下顎運動、咀嚼能力または咬合圧を測定するために、歯科用下顎運動測定器、咀嚼能率測定用のグルコース分析装置または歯科用咬合力計を備えています。
▪️口腔粘膜処置
再発性アフタ性口内炎に対してレーザー照射による治療を行っています。
▪️レーザー機器加算
口腔内の軟組織の切開、止血、凝固等が可能なものとして保険適用されている機器を使用した手術を行っています。
▪️クラウン・ブリッジ維持管理料
装着した冠(かぶせ物)やブリッジについて、2年間の維持管理を行っています。
▪️CAD/CAM冠及びCAD/CAMインレー
CAD/CAMと呼ばれるコンピュータ支援設計・製造ユニットを用いて製作される冠やインレー(かぶせ物、詰め物)を用いて治療を行っています。
▪️歯科技工士連携加算2
患者さんの補綴物製作に際し、歯科技工士所との連携体制を確保しています。
また、必要に応じて情報通信機器を用いた連携も実施いたします。
在宅や施設で寝たきりの人や障がいを持つ高齢者の介護に携わる介護者に対して、仕事の中に「口腔ケア」を取り入れる重要性を認識してもらい、その基礎知識と実技を身につけるためのセミナーです。 年数回開催しています。
看護師・ホームヘルパー・歯科衛生士など
いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の 歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動 が始まりました。楽しく充実した食生活を送り続けるためには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切 です。ぜひ「8020」を目指してください。
「歯っぴいらんど」における8020講話
毎年6月にサッポロファクトリーで開催される「歯っぴいらんど」において、8020運動の啓蒙を目的とした講話を行っている。
「高齢者の歯のコンクール」に対する会場提供
高齢者の歯のコンクール(8020表彰)の地区予選の開催のために、当センターを会場として提供しています。
障がい者施設職員
障がい児(者)患者家族
所員・担当医研修会
所員・担当医対象救急医療講習会
摂食嚥下リハビリテーション研修会
摂食嚥下リハビリテーション症例発表会
札幌歯科医師会会員
患者さんの摂食嚥下機能を回復数技能を習得するカリキュラムです。
研修期間は1年から3年で、予定のカリキュラムを終了すると研修終了医として登録いたします。
また、毎年3月に当年度の集大成として、摂食嚥下リハビリテーション症例発表会を開催しています。
札幌歯科医師会会員
当センターでは、患者啓蒙用各種パンフレット・ポスターを用意してあります。
支部のセミナーや診療所で利用したい方は事務局までお問い合わせください。
市民(一般の方も可)・札幌歯科医師会各支部・札幌歯科医師会会員
札幌歯科医師会または個人で介護口腔ケアセミナーを簡単に開催できるように、センターで作成したビデオとプレゼンテーション用器具、スライド等資料を揃えてありますので、事務局までお問い合わせください。
札幌歯科医師会各支部・札幌歯科医師会会員
貸し出しTXT
口腔ケアセミナー
(嚥下アニメ)
嚥下体操ビデオ
口腔ケアセミナー
(スライド)
「障がい者の歯科医療」をより充実していく上で、診療スタッフと保護者の方との情報交換をする広場がほしいと平成10年に創刊、現在は口腔医療センターの機関紙として、年に1~2回程発刊しています。