口腔医療センター SAPPORO Oral Medical Center

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代表番号
(夜間救急)
011-511-7774年中無休/受付:午後6:30~午後11:00

口腔医療センターについて

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口腔医療センターの外観

口腔医療センターとは

概要

口腔医療センターの看板

札幌歯科医師会口腔医療センターは、札幌市のほぼ中心部に位置した札幌歯科医師会館1階に市民の救急歯科診療と障がいをお持ちの方に対する歯科治療並びに口腔衛生全般に寄与することを目的として、1973年に(社)札幌歯科医師会が設立しました。運営は札幌歯科医師会会長を委員長とする当センター運営委員会で行われており、各事業は所長以下札幌歯科医師会会員から選出された所員ならびに各担当医と当センター事務局職員が行っています。また運営の費用は診療報酬と地方自治体からの補助金で賄われております。
お口の健康を通じて市民の皆様の暮らしに関わることが私たちの喜びであり、大きな責任でもあります。

沿革

1973年
口腔医療センター設置
夜間救急診療部発足

年中無休にて市民の夜間の歯の痛み、口の中の外傷、出血に対応を開始する。

1982年
障がい者診療部発足

障がい者を受け入れる一般の歯科医療機関が少ないことに対応
通常の歯科診療を安全に行うことに加え、個々の障がいを正確に把握し、本人もちろん保護者の方やお世話をされている方々との緊密な連携を通して、望ましいお口のケアを目指す。

1983年
全身麻酔下による歯科治療開始

診療が困難な状況にある患者さんへの対応が可能に
前年より準備し、11月に初症例

1998年
摂食嚥下外来発足

うまく食べられない・飲み込めない、食事中に頻繁にむせる・咳き込む、など の摂食・嚥下障害に対する検査・評価・指導訓練を開始。

2024年
口腔医療センター開設50周年式典・祝賀会挙行

口腔医療センター開設50周年記念誌発行

事業内容

  • 夜間救急歯科診療
  • 障がい者歯科診療
  • 摂食嚥下リハビリテーション
  • 全身麻酔下歯科治療
  • 市民・専門職向け事業
  • 札幌歯科医師会会員・口腔医療センター所員向け事業
  • 機関紙「ぱるす」の発刊
  • 北海道障がい者歯科医療協力医
    (サポート医療機関)

所長挨拶

口腔医療センター所長:中尾 忠篤
口腔医療センター所長
中尾 忠篤(なかお ただすみ)

当センターは、昼間は障がい者歯科診療を行い、夜間は救急歯科診療を行っております。
各々札幌歯科医師会会員と北海道大学大学院歯学研究院、札幌医科大学医学部口腔外科学講座、北海道医療大学歯学部・北海道医療大学病院の先生の協力の下に診療を行っています。
このように多数の歯科医師での診療体系になっていますが、歯科医師及びスタッフ一同、情報の共有に努め、相互に連携し、全ての患者さんが平等に、安全で最新の歯科医療サービスを受けられるように努めております。
特に、障がい者診療部においては、何らかの理由で歯科受診に際して特別な理解と支援を必要とされている方も多数いらっしゃいます。
そのような方々に対しても当センターでは、様々なアプローチ方法を用いて、無理なく安全に歯科医療サービスを提供させていただき、口腔機能の回復と健康づくりのお手伝いをさせていただきます。

医療は人とのかかわりから始まります。センターに従事するすべてのスタッフが患者さんに接する医療人として、全ての患者さんにご満足頂けますよう、そしてより安全で安心な歯科医療に全力を尽くすつもりです。
よろしくご理解お願いいたします。

施設基準

当センターからのご案内

◆当センターは保険医療機関です。
◆個人情報保護法を順守しています。

問診票、診療録、検査記録、エックス線写真、歯型、処方せん等の「個人情報」は、別掲の利用目的以外には使用しません。

◆当センターでは診療情報の文書提供に努めています。
◆当センターでは、保険外診療となった場合、下記の保険外併用療養費を取り扱っています。

▪️金属床による総義歯の提供(料金の一部は保険から補填されます)

  • コバルトクロム床:180,000円(税込 198,000円)
  • チタン床:280,000円(税込 308,000円)
  • 金・白金床:300,000円(税込 330,000円)

▪️お子様(16歳未満)のう蝕の指導管理とフッ素塗布等を行っています。

  • フッ化物の塗布:2,000円(税込 2,200円)
  • 小窩裂溝填塞(シーラント):4,000円(税込 4,400円)
◆当センターは、以下の施設基準等に適合している旨、厚生労働省地方厚生(支)局に届出を行っています。

▪️歯科外来診療医療安全対策加算1

当センターには、医療安全対策に関する研修を受けた歯科医師及び医療安全管理者を配置、自動体外式除細動器(AED)を保有し、緊急時においては他の医療機関と連携するとともに、医療安全に係る十分な体制を整備しています。

  • 連携先医療機関名(病院等含む): JR札幌病院
  • 電話番号:011-208-7150
  • 連携の方法等:電話連絡

▪️歯科外来診療感染対策加算1

当センターでは、院内感染管理者を配置しており、院内感染防止対策について十分な体制を整備しています。

▪️小児口腔機能管理料の注3に規定する口腔管理体制強化加算

歯科疾患の重症化予防に資する継続管理(口腔機能等の管理を含むもの)、高齢者・小児の心身の特性及び緊急時対応等に係る研修を全て修了するとともに、う蝕や歯周病の重症化予防に関する継続管理の実績があり、地域連携に関する会議等に参加しています。

  • 連携先医療機関名(病院等含む):JR札幌病院
  • 電話番号:011-208-7150

▪️在宅療養支援歯科診療所2

訪問診療に際し、歯科医療面から支援できる体制等を確保するとともに、他の医療機関と連携しています。

  • 連携先医療機関名(病院等含む):JR札幌病院
  • 電話番号:011-208-7150

▪️歯科診療特別対応連携加算

安心で安全な歯科医療環境の提供を行うために、以下の装置・器具を備えています。

  • 自動体外式除細動器(AED)
  • 経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)
  • 酸素(人工呼吸・酸素吸入用のもの)
  • 救急蘇生セット

また、緊急時に円滑な対応ができるよう、他の医科医療機関及び歯科医療機関と連携しています。

  • 連携先医療機関名(病院等含む):JR札幌病院
  • 電話番号:011-208-7150

▪️歯科治療時医療管理料

患者さんの歯科治療にあたり、医科の主治医や病院と連携し、モニタリング等、全身的な管理体制を取ることができます。

  • 連携先医療機関名(病院等含む):JR札幌病院
  • 電話番号:011-208-7150

▪️在宅患者歯科治療時医療管理料

治療前、治療中及び治療後における患者さんの全身状態を管理できる体制を整備しており、他の保険医療機関と連携し、緊急時の対応を確保しています。

  • 連携先医療機関名(病院等含む):JR札幌病院
  • 電話番号:011-208-7150

▪️地域医療連携体制加算

訪問診療に際し、地域医療連携体制の円滑な運営を図るべく、他の医療機関と連携し、緊急時の対応を確保しています。

  • 携先医療機関名(病院等含む):JR札幌病院
  • 電話番号:011-208-7150

▪️歯科口腔リハビリテーション料2

顎関節症の患者さんに、顎関節治療用装置を製作し、指導や訓練を行っています。

  • 連携先医療機関名(病院等含む):JR札幌病院
  • 電話番号:011-208-7150

▪️歯科初診料の注1に規定する基準

歯科外来診療における院内感染防止対策に十分な体制の整備、十分な機器を有し、研修を受けた常勤の歯科医師及びスタッフがおります。

▪️医療情報取得加算

当センターでは、オンライン資格確認システムを導入しており、マイナンバーカードが健康保険証として利用できます。

患者さんの薬剤情報等の診療情報を取得・活用して、質の高い医療提供に努めています。マイナ保険証の利用にご協力ください。

▪️歯科外来・在宅ベースアップ評価料Ⅰ・Ⅱ

産業全体で賃上げが進む中、医療現場で働く方々の賃上げを行い、人材確保に努め、良質な医療提供を続けることができるようにするための取組を実施しています。

▪️医療DX推進体制整備加算

当センターでは、オンライン資格確認などを活用し、患者さんに質の高い医療を提供するための十分な情報を取得し、診療実施の際に活用しています。

▪️明細書発行体制等加算

個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。

なお、必要のない場合にはお申し出ください。

▪️歯科訪問診療料の注15に規定する基準

在宅で療養している患者さんへの診療を行っています。

▪️在宅歯科医療推進加算

居宅等への訪問診療を推進しています。

▪️咀嚼能力検査

義歯(入れ歯)装着時の下顎運動、咀嚼能力または咬合圧を測定するために、歯科用下顎運動測定器、咀嚼能率測定用のグルコース分析装置または歯科用咬合力計を備えています。

▪️口腔粘膜処置

再発性アフタ性口内炎に対してレーザー照射による治療を行っています。

▪️レーザー機器加算

口腔内の軟組織の切開、止血、凝固等が可能なものとして保険適用されている機器を使用した手術を行っています。

▪️クラウン・ブリッジ維持管理料

装着した冠(かぶせ物)やブリッジについて、2年間の維持管理を行っています。

▪️CAD/CAM冠及びCAD/CAMインレー

CAD/CAMと呼ばれるコンピュータ支援設計・製造ユニットを用いて製作される冠やインレー(かぶせ物、詰め物)を用いて治療を行っています。

▪️歯科技工士連携加算2

患者さんの補綴物製作に際し、歯科技工士所との連携体制を確保しています。

また、必要に応じて情報通信機器を用いた連携も実施いたします。

市民・専門職向け事業

介護・口腔ケアセミナー

【実施内容】

在宅や施設で寝たきりの人や障がいを持つ高齢者の介護に携わる介護者に対して、仕事の中に「口腔ケア」を取り入れる重要性を認識してもらい、その基礎知識と実技を身につけるためのセミナーです。 年数回開催しています。

【対象者】

看護師・ホームヘルパー・歯科衛生士など

8020(ハチマルニイマル)運動への参加

【目的】

いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。

【概要】

1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の 歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動 が始まりました。楽しく充実した食生活を送り続けるためには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切 です。ぜひ「8020」を目指してください。

【当センターの取り組み】

「歯っぴいらんど」における8020講話
毎年6月にサッポロファクトリーで開催される「歯っぴいらんど」において、8020運動の啓蒙を目的とした講話を行っている。

「高齢者の歯のコンクール」に対する会場提供
高齢者の歯のコンクール(8020表彰)の地区予選の開催のために、当センターを会場として提供しています。

来所患者入所施設職員対象講習会

【対象者】

障がい者施設職員

保護者対象懇談会

【対象者】

障がい児(者)患者家族

札幌歯科医師会会員・所員向け事業

所員・担当医対象セミナー

【実施内容】

所員・担当医研修会
所員・担当医対象救急医療講習会
摂食嚥下リハビリテーション研修会
摂食嚥下リハビリテーション症例発表会

【対象】

札幌歯科医師会会員

摂食嚥下リハビリテーション研修会

【実施内容】

患者さんの摂食嚥下機能を回復数技能を習得するカリキュラムです。
研修期間は1年から3年で、予定のカリキュラムを終了すると研修終了医として登録いたします。
また、毎年3月に当年度の集大成として、摂食嚥下リハビリテーション症例発表会を開催しています。

【対象】

札幌歯科医師会会員

各種資料等について

【説明】

当センターでは、患者啓蒙用各種パンフレット・ポスターを用意してあります。
支部のセミナーや診療所で利用したい方は事務局までお問い合わせください。

【対象】

市民(一般の方も可)・札幌歯科医師会各支部・札幌歯科医師会会員

【配布用パンフレット一覧】

ビデオ・公演素材の貸出し

【説明】

札幌歯科医師会または個人で介護口腔ケアセミナーを簡単に開催できるように、センターで作成したビデオとプレゼンテーション用器具、スライド等資料を揃えてありますので、事務局までお問い合わせください。

【対象】

札幌歯科医師会各支部・札幌歯科医師会会員

【ビデオ・公演素材一例】
  • 貸し出しTXT

    貸し出しTXT

  • 口腔ケアセミナー(嚥下アニメ)

    口腔ケアセミナー
    (嚥下アニメ)

  • 嚥下体操ビデオ

    嚥下体操ビデオ

  • 口腔ケアセミナー(スライド)

    口腔ケアセミナー
    (スライド)

機関紙「ぱるす」

機関紙「ぱるす」とは

「障がい者の歯科医療」をより充実していく上で、診療スタッフと保護者の方との情報交換をする広場がほしいと平成10年に創刊、現在は口腔医療センターの機関紙として、年に1~2回程発刊しています。

  • 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020
  • 北海道障がい者歯科医療協力医